Rabbit Farm代表
海老 安子
亡父は大阪市内で、ペンチ等を製造する会社を昭和30年代に創業し、約40年間経営しておりました。その製品にはウサギのマーク(Rabbit)がついていました。
亡くなるまで、もの作りを続けた父の精神を忘れず継承していきたい、という思いで『ラビットファーム』と命名いたしました。
もともと私は農家ではありませんでした。ただ、
「畑でとれたてのものを、すぐに食卓で食べる」
「Farm to table (畑から食卓へ)」
それが私の理想でした。
それが人間の生活として自然だし、いろんな人の手に渡るうちに、鮮度も落ち、添加物なんかも、追加される危険性があると常々思っていました。
「なら自分の手で作って地産地消という理想を叶えよう」
そう思い立ち、初めは自分の家の畑で大好きならっきょうを作りから始めました。友達や知人と会う時は、お土産という感じで、いろんな人にらっきょうを配り出しました。すると、お年寄りからはお菓子よりもらっきょうの方が喜ばれたんです。
「意外とみんならっきょうを食べるんだな」
と驚いたのを覚えています。
らっきょうについて詳しく調べてみると、
「風邪をひかない、冷え性が治る、腸にいい」など、すごい野菜だと知りました。そこからますますらっきょうが好きになったんです。
らっきょうはアジアの食べ物で寒いところでは育たない野菜です。日本では、鳥取と福井が有名です。
しかしらっきょう生産者のほとんどが高齢者で、年々作る人が減っています。いまスーパーで売られているほとんどのらっきょうは中国産で、ほとんどのらっきょうが化学肥料や除草剤が作われているのです。
「残留農薬が自分の体に入るのは不安」
私はそうです。
だから、Rabbit Farmでは除草剤も、化学肥料も一切使いません。体に優しいらっきょうを作っています。Rabbit Farmで作った野菜をたくさんの人に食べてもらいたい。
それが私の願いです。
Rabbit Farmについて
RabbitFarmでは、らっきょうの他に、ナス、じゃがいも、生姜、きゅうりなどたくさんの季節の野菜を育てております。茄子でも、翡翠茄子やイタリアのヴィオレッタナス、緑ナスなど様々な種類を栽培しております。